胎盤石灰化

胎盤の石灰化と胎児への影響

胎盤(たいばん、Placenta)とは、女性が妊娠した時に子宮内に形成され、母体と胎児を繋ぎ栄養や酸素を胎児に供給し、胎児の老廃物を体外に排出する器官です。胎盤と胎児はへその尾と呼ばれる臍帯でつながっていますが、出産までまだ間がある時期に胎盤の石灰化が始まると、胎盤の機能低下とともに胎児への影響も懸念されます。

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胎盤の機能低下と石灰化

胎盤は妊娠した時から子宮内で形成されており、胎児の命綱と言っても過言ではないでしょう。

正常な出産までの妊娠期間は概ね40週位で、その間胎盤は母体と胎児を繋いで胎児へ栄養や酸素を送ったり、胎児からの老廃物を排出したりしています。

胎盤が石灰化するという事は、胎盤の機能が低下している事を意味します。

これが妊娠の後期、つまり臨月くらいで起こるのは自然現象として特別問題にはならないのですが、妊娠中期で起きると胎児への影響が少なからず起こり、成長障害を併発する場合もあります。

胎盤の石灰化は、妊婦検診時のエコーでわかります。

胎盤が白く映ったり白い点が点在してみえる状態が、胎盤が石灰化している状態です。

しかし石灰化が確認できてもよほどの重症ではない限り問題とはされませんし、現時点での改善策や治療方法もありません。

一方石灰化に似た状態に、白色梗塞があります。

白色梗塞は白色もしくは黄色みを帯びた白色の固い結節状の組織のことで、胎盤の退行性変化です。

正常に妊娠の経過をたどっている胎盤にも、小さい白色梗塞は見られますが、広範囲に見られる場合は要注意です。

早産、死産、常位胎盤早期剥離(はくり)の原因になることがあるからです。

早産ならまだしも、死産になることは防がなくてはいけませんし、常位胎盤早期剥離になってしまうと胎児は元より、母体までも危険な状態になりえませんから、経過観察が非常に重要になります。

状態によっては、絶対安静を宣告される事もあります。

白色梗塞を予防することは現在のところできませんし、少しあるだけでしたら胎児に与える影響はほとんどありませんが、広い範囲にわたってみられる場合は、妊娠中毒症や慢性腎炎の発症予防が重要になります。

妊娠は病気ではありませんが、日常生活で普段より気を付ける事で胎盤が老化するのを遅らせる事が出来るかもしれません。

つわりの時期を終えたら、極力食事に気をつけてバランスの良い食生活を送り、疲れたら無理をせず休息を取るようにしましょう。