小児 てんかんナビは、まだ上手く意思を伝えられない『小児』のてんかん発作や意識障害、病院へ搬送しなくてはいけない症状について調べています。
脳の神経細胞の働きが過剰に反応して起こる慢性的な病気をてんかんと言い、てんかんを持っている人は100人に一人の割合でいると言われています。てんかんの症状は、症状の度合いによって、大発作、小発作、精神運動発作、ジャクソン発作という種類に分けられ、発作の出方に違いはあるものの、てんかんの発作が起きると、ほぼ起こした本人の意識はない事が多いと考えられています。
「てんかん」という病気の多くは、小児期〜思春期に発病します。
発病してから、放置しておくと、発作の回数が増加したり、発作の程度がひどくなることがあるので、できるだけ早期に診断して治療にとりかかることが大切です。
発作による事故は危険ですし、発作を頻繁に起こしていると、発達や学習に悪影響を及ぼす場合があります。
成人になるまで発作が続くと、発作のコントロー ルが難しくなってきます。
てんかん発作には全身が激しく硬直して痙攣するとか、意識障害などが主な症状で、その症状によって大発作、小発作、部分発作に分類されます。
大発作では、何の前兆もなく突然意識を失い、体が突っ張っているかのような硬直性の痙攣と、一定のリズムで体の筋肉が動く間代けいれんを引き起こします。
その他の大発作で現れる症状は、尿失禁、発作後の睡眠、口から泡を吹くなどがあります。
てんかんの知識のなかった昔には、てんかんの発作を起こした人を、何かが憑依した状態だと騒いだり、差別したりした時代もあったそうです。
小発作の前兆も全く無く、突然意識が中断するため、ぼんやりと一点を見つめていることが多いです。
人によっては、頻繁に舌をなめたり、素早いまばたきを行うような運動症状も見られることがあります。
ほんの数秒間、瞬間的に意識を喪失する状態で、本人も記憶がない事が多いです。
ウェスト発作は小児てんかんの1つで、乳児期に発症して、頸部・四肢を屈曲する強直痙攣がみられ、精神運動発達遅滞を伴います。
レノックス症候群も小児てんかんの1つで、幼児期から強直発作、非定型失神発作、失立発作などの様々な発作症状をがみられ、精神遅滞を伴います。
《発作時の対応のポイント》
・こわがったり、騒いだりしないよう、冷静に対応しましょう。
決して身体をゆすったり 、口に箸などを押し込んだりしないでください。
また、発作の起きている間は、薬や水などを飲ませたりしないようにします。
・てんかん発作のほとんどは、5〜 10分以内で自然に治まりますので、慌てて救急車を呼ぶ必要はありません。
下記に該当するような症状がある場合、早急に救急車に連絡して病院に搬送してください。
a.発作を2回以上繰り返して止まりそうにない場合
b.発作が10〜20分以上続いている場合
c.呼吸が苦しそう、顔色や爪の色が悪い(気道閉塞や誤嚥に注意)