食道静脈瘤

食道静脈瘤は肝硬変が進行すると併発する

肝硬変が進行してしまうと、ほとんどの場合が食道静脈瘤を併発すると言われています。再生能力の高い内臓でもある肝臓ですが、肝炎やアルコールなどが原因で肝臓の組織が破壊され続けると、やがては限界に達してしまいます。肝硬変になると、肝臓内部の血液が正常にいかなくなり、肝臓が果たすべき役割を果たせなくなってしまいます。ちなみに、肝硬変と併発しやすい病気には食道静脈瘤の他に、腹水・肝性脳症などがあげられます。

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食道静脈瘤の症状と治療法

食道動脈瘤になっても、痛みやかゆみなどはありません。

それなので、病気であることに気づかずに手遅れになってしまうことも少なくないという、とても恐ろしい病気なのです。

まれに、食べものが飲み込みにくい、胸のあたりに物がつかえている感覚があるなどという症状が現れることもあります。

自覚症状の乏しい食道静脈瘤は、健康診断の際などに、上部消化管内視鏡検査や造影検査で発見されたり、突然の吐血で食道静脈瘤であることが発覚することが多いようです。

食道静脈瘤が破裂してしまうと、血が壁や床に飛び散るほどの激しい吐血が起こります。

そのときの出血の色は、鮮やかな赤色か暗赤色のようです。

吐血は突然起こります。

そのため、本人や周囲の人は驚いて気が動転してしまうことでしょう。

しかし、1リットルを超える大量出血を起こすと、ショック状態に陥いる可能性があります。

そうなると命に関わることとなります。

一秒の猶予もありません。

一刻も早く救急車を呼び、応急処置を受ける必要があるのです。

また、吐血に伴い下血・黒色便が見られるケースもあります。

内視鏡的食道静脈瘤硬化療法では、内視鏡を用いて静脈瘤の位置を確認しつつ、穿刺針を内視鏡のチューブの先から出し、静脈瘤の中に直接、食道静脈瘤硬化剤を注入することになります。

この硬化剤には、血栓をつくって静脈瘤への血流を遮断する効果があるようです。

硬化療法による止血率は80〜90%で、治療効果は高いと言われています。

ただし、門脈圧が上昇している場合、再発する可能性が高くなるようです。

手術による治療法もあり、その方法にはいくつかあります。

止血処置としては、一般に経胸的、あるいは経腹的食道離断術が行われるようです。

食道離断術は、今では消化管自動吻合器という機器が普及したおかげで、手術時間が短くなり、安全性も高くなっているようです。

再発の可能性も、内視鏡治療よりも低いようです。

また、胃から食道に通じる静脈を遮断する、胃の上部を摘出するなどの方法が併用されることもあるようです。