踵骨棘改善ナビは、歩行の際痛みを伴う『踵骨棘』の原因とヒールカップやストレッチによる改善方法について調べています。
踵骨棘(しょうこつきょく)とは、踵骨と呼ばれるかかとの骨が増殖したものです。骨棘はかかとの裏側の骨から足指の根元まで伸びている結合組織の足底筋膜が、かかとの方に過度に引っぱられる事で形成されます。普通骨棘ができると痛みを感じるようになりますが、靴などで足を調整すると痛みは軽減されます。踵骨棘はほとんどの場合、手術をしなくても治療できる事が多いです。
踵骨棘は病院で簡単に診断がつきます。
かかとの土踏まずが始まるところを押すと痛みを感じます。
また、かかとの中心部を押したときに痛むようなら、滑液包も炎症を起こしている可能性があります。
確実な診断方法は、X線検査をした後に診断できますが、初期であれば異常を見つけられませんので注意が必要です。
踵骨棘の改善は、痛みの軽減を図るのが先決となります。
かかとを安定させれば筋膜の伸びが最小限になるので、足や土踏まずの部分にヒールカップというクッション材を敷いたり、パッドを詰めたり、テーピングや矯正用具を使用してかかとを安定させ痛みを和らげます。
意外に思うかもしれませんが、足裏のストレッチやアイスマッサージも効果的です。
ストレッチは足指を曲げ、足首を反らした状態で足の裏を5−10秒、十分に伸ばすようにします。
左右交互に行い、少なくとも1日各30回、できれば100回行うと理想的でしょう。
アイスマッサージの方法は、かかとの痛みを感じる部分を氷を使ってマッサージすることです。
一番手軽なアイスマッサージの方法は、水を入れて凍らせた紙コップを痛む部位の皮膚にこすりつけるようにして、上下に動かします。
日常の歩行時にも痛むような場合は、患部にステロイド剤と局所麻酔剤の混合液を注射する方法もありますが、この注射は数週間置きに数回にとどめます。
こういった対処療法で踵骨棘によるほとんどの痛みは、手術をしなくても解消します。
踵骨棘の手術は、かかとの裏側の骨棘の部分から足指の根元まで伸びている組織の束(足底筋膜)の切除をする手術になります。
この手術は、他の治療法では持続的な痛みが解消・改善されないケースに限って行われます。
手術後の経過は予測できない事と術後も痛みが取れない場合もあるので、切除手術は最後の手段と考えた方が良いでしょう。