脊髄係留症候群治療ナビは、感覚障害を引き起こすとされる『脊髄係留症候群』の症状と腰痛、手術などによる治療方法などについて調べています。
脊髄係留症候群(せきずいけいりゅうしょうこうぐん)とは、脊髄が一部の場所に引きとどまる事で神経が引き伸ばされ、何らかの障害を神経にきたす状態をいいます。多くの場合、異常毛髪や多毛などの皮膚異常がみられます。幼児の場合は皮膚異常から検査をした結果、脊髄係留症候群が発見される事が多いとされています。
なかなか腰痛が治らない場合椎間板ヘルニアを疑いますが、実は脊髄係留症候群かもしれません。
脊髄係留症候群の症状は脊髄の下の方の腰のあたりに脂肪腫ができて、背骨と癒着することで腰を曲げる時に脊髄が引っ張られて激しい腰痛を起こします。
激しい腰痛という症状では、椎間板ヘルニアと似ているのです。
脊髄円錐自体が引き下げられている低位脊髄円錐と、緊張した終糸により脊髄が係留状態にある緊張性終糸症候群の2つに分類され、レントゲン検査では発見することが困難なので脳神経外科との連携が可能な病院での受診が良いでしょう。
主な症状は歩きにくくなる、足がしびれるなどの下肢運動障害や過活動膀胱などの排尿障害、脊椎変形の進行、足底部潰瘍、便秘などが現れます。
生まれつき脊髄骨が形成不全を起こしており、本来なら脊髄の管の中にあるべき脊髄が外にはみ出して、癒着や損傷を起こしている為に起こる神経障害も、脊髄係留症候群の症状を表わすこともあります。
これを二分脊椎症と呼びます。
成長につれて伸びるはずの脊髄が、脂肪に絡みついたり脊髄の奇形が原因で伸びる事が出来ない事が原因になり、様々な神経障害を起こします。
治療法はある程度は確立されているといっても良いでしょう。
脊髄係留症候群の症状が全くない場合に予防的手術を勧める意見もありますが、一般的には経過観察でよいとされています。
ある程度の症状が現れ、どんどん進行していくケースでは手術を選択するという治療法も考慮されます。
しかし症状が出てから手術してもすべて消えて元に戻るというケースが少ないため、症状の悪化予防という考えからも積極的に早期手術治療を行う病院も多いです。
手術には大きく分けて、脊椎短縮術といって入れ物のほうを短くする方法と係留解除術といって癒着している脊髄をはがす方法があります。
後者は脊髄の癒着を手術で剥離する方法ですが、脊髄の脂肪腫で終糸に付着している場合は手術予後が良いと言われています。
逆に癒着がとても強かったり神経を巻き込んでいる場合は難しい手術になり、術後かえって神経麻痺がひどくなることもあります。