海綿状血管腫は、脳や脊髄・肝臓などにできる「海綿状血管腫」の症状や手術などの治療法について調べています。また、肝臓にできる海綿状血管腫についても調べています。
海綿状血管腫は主に頭や首にできるのですが、肝臓をはじめとする内臓にできることもあるようです。肝臓の海綿状血管腫発育には、女性ホルモンが影響していると言われていて、比較的20歳以上の女性に多いようです。症状はほとんどありません。巨大な海綿状血管腫は肝切除の適応となるようです。また、圧迫症状が現れた場合にも、肝切除の手術が行われることがあると言われています。なお、大出血する可能性があるため、肝生検は禁忌となっています。
海綿状血管腫は、脳血管障害の約1%の頻度で、脳血管奇形の15%の頻度で認められるようです。
偶然、MRI検査で見つかるケースも少なくなく、最も多い脳血管奇形といえます。
中枢神経系のどこにでも海綿状血管腫は、起こる可能性があります。
その中でも多いのは、前頭葉や側頭葉です。
患者の多く(80〜90%)は、大脳に起こるのですが、脳幹部にも起こり得ります。
また、硬膜外で中頭蓋に起こるケースや脊髄に起こるケースもあるようです。
小さな出血だとしても脳幹部あるいは脊髄に起これば、症状は大きいものとなります。
症状が進行するものであれば、出血を何度も繰り返すようです。
そして、重篤な脳幹部症状を出すことがあると言われています。
この場合、半身や顔面のまひ、声のかすれ、ものが飲み込みにくい、歩くときにふらつく、耳鳴り、めまい、顔のしびれなど、あらゆる症状が現れます。
また、脊髄では、髄内、髄外、硬膜内、硬膜外のいずれの場所でも発生する可能性があると言われています。
海綿状血管腫の多くは、症状も軽いようです。
症状がない場合もありますが、頭痛・痙攣・脳出血による脳の局所症状などが現れることもあるようです。
1年間の病変の出血率は2%にも満たないようです。
男女共に、20〜40歳代に発症することがほとんどのようです。
また、長期にわたり臨床的には安定しています。
そのため、特別な治療は行われず、経過観察で済むのが一般的のようです。
症状が無い場合には、まず経過観察されます。
ですが、何らかの症状が海綿状血管腫によって現れているケースでは、あらゆる治療が行われることが考えられるでしょう。
患者の年齢、病変の部位や大きさ、症状などを考慮し、外科的手術で摘出するか否かが検討されることになります。
出血が1度に限らず、外科的治療が難しい場所にある海綿状血管腫については、定位放射線療法が検討されます。
しかし、その効果と可能性のある合併症(放射線障害)のバランスを考えると、現段階で積極的に行っている施設は多くないようです。