皮膚 カビナビは、外界の刺激から保護する『皮膚』のカビと細菌の種類や水虫の原因菌や予防方法について調べています。
私たちの身の回りには、沢山の菌がいます。バイ菌とか雑菌など色々な俗称で呼ばれていますが、人間と共存している菌もあれば、病気の原因になる菌もいます。菌というとまず思い浮かべられるのがO−157とか黄色ブドウ球菌という、人に害を与える細菌ですが、実は菌は細菌だけではなく、「真菌」とよばれる「カビ」の仲間も人体や生活環境に多種多数が生息しています。
人間と共存しているカビといわれる菌は、頭皮にはフケの原因になるとされる「癜風(でんぷう)菌」、皮膚や粘膜には「カンジダ菌」、常在ではないですが水虫の原因となり感染性がある「白癬(はくせん)菌」などが挙げられます。
共存していると言っても良いイメージだけでなく、カビの菌が皮膚で増殖すると赤み・かゆみなどを起こすことがあり、不快なにおいの原因になったりする為、健康で快適な生活の妨げとなりかねません。
外で付着した有害な菌を除去したり、皮膚上で菌の増殖を抑えるためには、皮膚を常に清潔に保つスキンケアは必要不可欠になります。
皮膚に常在するカビの種類を挙げてみたいと思います。
◆爪の水虫の原因になる白癬菌
皮膚に付いてしまった水虫を長期間放置しておくために、カビ(菌)が爪の中に入って起こるケースがほとんどでしょう。
症状としては爪の先端から白くにごり、厚くボロボロになります。
爪そのものが菌の巣になってしまいますので、皮膚の水虫だけ治療をしても爪から絶えず菌がばらまかれ続けるので治りません。
また、バスマットを共有する家族への伝染の危険性が高くなります。
治療には内服薬が有効で、完治するには爪が伸びて生え変わる期間の目安である約半年から2年かかると言われています。
◆癜風(でんぷう)通称ナマズと呼ばれます。
胸や背中に爪ぐらいの淡紅褐色か白っぽい斑点が沢山でき、痒みを伴う事もあります。
皮膚科での診断は、斑点の部分の表面をメス等でこすり、落ちた細かい粉を顕微鏡で見ると菌が沢山見えるので判断ができます。
でんぷう菌は、伝染力が弱いため石鹸でよく洗い外用薬を塗る事で治りますが、患部を拭いたタオルの共用はしないようにしましょう。
◆俗称タムシの原因菌である体部白癬
タムシは身体のどこに出来るかによって、呼び名がいろいろあります。
頭はシラクモ、身体につくと硬貨のような輪っか状になることからゼニタムシ、股ではインキンタムシと言われています。
近年シラクモはほとんど見かけませんが、その他の白癬は珍しくありません。
どこにできても強い痒みを伴い、土手状の赤い輪っかが端へ端へと拡がっていくのが特徴です。
ただの湿疹だと思って手持ちのステロイド剤を塗ったりすると悪化することがありますから、注意が必要です。
タムシそのものの治療は、外用薬の塗布で比較的簡単に治ります。
また、ネコの白癬もヒトに感染しますので、ネコの毛が抜けたしている皮膚病のネコは、必ず獣医さんに診せて完治させるようにしてください。