白血球数ナビは、血液検査で白血球数を調べたとき、正常値より・増加(多い)・減少(少ない)している場合に考えられる病気(白血病など)について調べています。
白血病をはじめとする血液疾患や炎症性疾患の診断・経過観察をするとき、血液検査で白血球数(WBC)を調べることになります。白血球数の正常値は4000〜8000/mm3であり、この数値より減少あるいは増加しているとき、原因としてあらゆる病気などが疑われます。しかし、白血球の正常値は年齢によっても違いがあります。新生児や幼児の場合、成人と比べて非常に多めになっています。また、時間帯や食事後、運動後などによって10〜15%変わるようです。
白血球数が増加・減少し、異常な値を示している場合、さらなる検査が必要となります。
血液像や赤沈、血小板数の血液検査をはじめ、CRP、シアル酸などの炎症マーカーの測定などが行われることになるでしょう。
再検査を受け、その結果が基準値の範囲を脱しておらず、特別な症状がなく、他の検査でも異常なしと確認できれば、心配は要らないようです。
白血球数は、急性炎症(扁桃炎・腎盂炎・気管支炎など)を起こしている場合にも増加します。
その場合は適切な治療を受けて炎症が治まれば、白血球数も正常値に戻るようです。
煙草をよく吸う方は、白血球数が30%ほど増加することが多いようです。
これは、気管、あるいは気管支に慢性の炎症を起こすためです。
それなので、なるべく喫煙の本数を減らすように呼びかけられています。
白血病や敗血症を発症している場合、白血球数は著しい増加を見せます。
その場合は、必ず早い段階で治療を受けなくてはなりません。
すぐに入院し、骨髄の検査を受けることになります。
白血球数が少ない場合は、体の防御反応が衰え、細菌などに感染しやすくなると言われています。
極端に減少したとき(1000個以下)、重い敗血症を起こしかねません。
そうなると、直ちに無菌室に入らなければならず、一刻の猶予もないというかなり危険な状態だといえます。
骨髄検査を受け、何に原因があるのか突き止めることになるでしょう。
白血球数は、あらゆる薬剤の副作用で減少することもあるようです。
そのため、何らかの薬剤を服用している方は、すぐに服用を中止しなくてはなりません。
<増加している場合に疑われる病気>
扁桃炎、肺炎、胆嚢炎、腎盂炎、虫垂炎など細菌感染による炎症、がん、慢性骨髄性白血病、敗血症 他
<減少している場合に疑われる病気>
再生不良性貧血、悪性貧血、肝硬変、薬剤障害、急性白血病、全身性エリテマトーデス 他
ただし、白血球は数のみならず、その構成も見なくてはなりません。
それは、たとえ病的細胞が生じていても、白血球数は正常値の範囲であることがあるためです。