腸ろうガイドは、経管栄養法の一つ「腸ろう」の管理方法や手術について調べています。また、腸ろうと胃ろうの適応の違いについても調べています。
最初に造設されるのは、胃ろうになります。胃を手術していたり進行性の胃がんがあったりするなど、何らかの事情により胃ろう造設が不可能の場合、腸ろうが造設されます。一度胃ろうを造設したものの、嘔吐や誤嚥が見られる、胃ろうの周囲から激しく流動食が漏れるなどという状況があり、いかなる対策を施しても改善されないときには、胃ろうの瘻孔を使って腸ろう化して改善することもあるようです。また、腸ろうの挿入は自宅ではできません。
経管栄養法の一つである腸ろうは、胃癌などで胃を切除しているなどの理由があり、胃ろうを造設できない場合に行われます。
稀ではありますが、腸が胃の上におおいかぶさっている場合にも、腸ろうが用いられます。
腸ろうの造設には、腸の部位によってはお腹を5〜8cmほど切らなくてはなりません。
通常の外科手術になり、全身麻酔をして行うこともあるようです。
胃ろうではワンクッションを置いて腸に栄養剤が入りますが、腸ろうでは栄養剤が腸に直接入ってしまうことになります。
そのため、胃ろうよりも下痢を起こす可能性が高くなります。
交換をするときも胃ろうに比べ手間がかかり、入院が必要です。
■腸ろうの管理について
まだろう孔が完成していないときには、過酸化水素水とぬるま湯を同じ量混ぜた消毒液に浸したガーゼで、ろう孔と栄養チューブをきちんと拭いてください。
スキンディスクのある栄養チューブを使用している場合は、スキンディスクの下も麺棒で丁寧に拭きましょう。
この際、栄養チューブを引っ張ってしまわないように気をつけてください。
ろう孔は十分に乾燥させなくてはなりません。
入浴が可能な場合は、専用の保護フィルムを用いて防水しましょう。
通常、術後2週間ほどでろう孔は完成します。
ろう孔が完成した後は、いつも清潔に保つ必要があります。
ろう孔の周りの分泌物・栄養剤の汚れは、ガーゼなどの柔らかい布をぬるま湯で濡らし、拭き取ってください。
医師から許可があるのであれば、入浴することも可能です。
ろう孔が完成していれば、ろう孔に防水を施す必要はないようです。
石鹸は刺激の少ないものを選び、ろう孔の周りを丁寧に洗ってください。
入浴後には、水気をタオルで十分に拭き取って、自然乾燥させます。
腸ろうも胃ろうの扱い方とほぼ同じです。
ただ、流動食を落とすスピードと閉塞には気をつけなくてはなりません。
流動食は遅めのスピードで開始してください。
一度ろう孔が詰まってしまうと、交換は容易ではありません。
詰まってしまわないように、くれぐれも気をつけましょう。