腸ねん転治療ナビは、腸ねん転の原因や症状をはじめ、治療(解消)方法について、S状結腸捻転など種類ごとに調べています。また、フラフープによる腸ねん転についても調べています。
昭和33年に大ブームを巻き起こしたフラフープですが、2ヶ月足らずでその人気は衰えてしまっています。なぜかというと、多くのこどもがフラフープが原因で腸捻転を起こしたと報じられたためです。フラフープで遊んでいたところ、それが原因で腸捻転になり、病院に運ばれたというケースがいくつかあったのです。しかし、本当に腸捻転の原因がフラフープにあるかどうか、その真相は明らかにされていません。誤診や誤報の可能性も指摘されているようです。
腸捻転症とは、腸間膜を軸とし、腸がねじれてしまう疾患です。
腸間膜の主幹動脈の閉塞による虚血だけじゃなく、腸閉塞の病態も加わります。
腸閉塞のおよそ1.2%が、腸捻転に当たるというアンケート結果もあるようです。
腸捻転症を起こしやすいのは、30〜50代のようです。
最も多いのがS状結腸であり、続いて盲腸、小腸の順で多いようです。
稀ではありますが、胃や胆嚢にも捻転が起きる可能性もあると言われています。
腸捻転の原因は、腸の固定位置が先天的に悪い場合、加齢に伴い腸が長く緩くなった場合に生じるようです。
■先天的なもの:総腸間膜症・腸回転異常・メッケル憩室など
■後天的なもの:腸間膜の瘢痕(はんこん)・癒着・索状物形成あるいは腸管癒着、固定など
腸の固定が緩くても、普段は症状があらわれないようです。
しかし、一度ねじれてしまうと腸の閉塞症状が現れます。
腹部の腫れ、腹痛、嘔吐などがその症状のようです。
突然症状が現れ、すぐに病院を受診する必要な場合もありますが、症状が軽ければ自然に治ることもあるようです。
便秘がちな年長者に多いのがS状結腸捻転です。
4:1の割合で、男性が発症しやすいようです。
内視鏡による治療も行われますが、再発を繰り返してしまうことは多いため、最終的には手術を受けなくてはいけません。
自然に治った場合にも、いずれは手術をする必要があるようです。
癒着などにより小腸の一部が固定されたとき、この癒着部位を軸に回転することで生じることが多いのが、小腸捻転症です。
ほとんどの小腸の絞扼性イレウスは、小腸捻転症であると考えられています。
盲腸捻転症は、滅多に発症しないようです。(全イレウス症例の1%以下)
発症するのは、腹部手術の既往がある人、長期臥床(がしょう)者、慢性便秘、妊娠などだといわれています。
手術中に盲腸の捻転が見られても、虚血が無い場合は捻転の解除だけで手術は終わります。
しかし、およそ15%の患者に同じような捻転の再発が認められるので、切除を勧める声も少なくありません。