バレット食道治療ガイドは、逆流性食道炎が原因となる「バレット食道」の治療法や症状について調べています。また、癌へ移行する確率についても調べています。
近年、バレット食道は発癌の危険性が高い「前癌状態」と認識され、世界的に注目されています。バレット食道であるからといって、絶対に癌を発症するのかというと、そうとは限らないようです。それどころか、日本では、癌を発症しないケースの方が圧倒的に多いと言われています。しかし、医師からは「油断はできないので注意が必要」というような説明を受けることになるでしょう。万が一、癌になってしまった場合は、できるだけ早期のうちに癌を発見し、治療を開始することが重要だといわれています。
扁平上皮という粘膜で食道の粘膜は覆われています。
その一方、円柱上皮という別の粘膜で胃や腸は覆われています。
食道下部の粘膜が胃から連続して、同じ円柱上皮に置き換えられている状態がバレット食道と呼ばれます。
さらにその80%は、食道癌の発生に関係する腸上化生上皮を含んでおり、欧米では食道癌を発症する危険性が高い病気だと言われています。
食生活が欧米化している日本でも、将来増加するのではないかと予想されています。
バレット食道は、食道炎患者・慢性胃食道逆流症患者の10〜20%に発症すると言われています。
女性よりも男性に発症するケースが多いようです。(男女比=3:1)
また、黒人よりも白人に発症することが多いとも言われています。
年齢とともに罹患率は増加し、診断時平均年齢は55歳のようです。
バレット食道は、長い期間逆流性食道炎が続くことで発症すると言われています。
欧米では、ほとんどの食道癌はバレット食道から発生する腺がんであり、バレット食道は腺がんの発生母地とも言われているようです。
その原因が明らかにされていないバレット食道ですが、食道への胃酸の逆流が関係するといわれています。
胃酸の逆流によって食道粘膜が炎症を繰り返すことで、細胞が変性すると考えられているようです。
逆流性食道炎と同じ胸やけや胸の痛み、苦い水が上がるというような症状を訴える人が多いようです。
しかし、症状がないケースもあるので注意が必要といえるでしょう。
治療には、癌発生の頻度が少ない日本の場合、酸分泌抑制薬の内服だけで経過をみることが多いようです。
しかし、一度バレット食道と診断されると、どんな治療を行っても改善するのは難しいといわれています。
一度バレット食道と診断された段階からの注意点があります。
それは、可能な限り、同じ専門医に年2回ほど定期的に受診し、内視鏡検査を受けることです。
バレット食道に関する知識を正しく持ち、万が一癌を発症した場合も、早期治療を開始できるようにしましょう。
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